株式会社鉃鋼ビルディングは、「付加価値向上」の一環として、コミュニティイベント・プロジェクトを設置し、取り組みを続けています。2025年5月、入居するテナント企業で働く皆様を対象としたショートフィルム上映会を開催しました。今回はイベントの様子をプロジェクトメンバーがレポートします。
ビジネス街に生まれた映画の新潮流

オフィスへ上がるエレベーターホールに設置された上映会のサインボード
2025年5月22日(木)・23日(金)と5月29日(木)・30日(金)、鉃鋼ビルディング内のカンファレンスルームにて、映画を通じた新たな試み「TEKKO CINEMAS」がスタートしました。鉃鋼ビルで働く方々が気軽に立ち寄り、さまざまな映像コンテンツに触れ、楽しんで鑑賞いただく場を提供することを目的としています。
今回のTEKKO CINEMASでは、「多様な人々の活躍や輝き」をテーマに、世界各国から厳選されたショートフィルム8作品を上映しました。短い作品の中に凝縮されたストーリーが、観客の心を揺さぶり、新たな視点を提供しました。
毎年6月に東京・原宿/ 表参道エリアを中心に開催されている映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」事務局に株式会社鉃鋼ビルディングコミュニティ活性化実行委員会が協力を依頼し、今回の上映会が実現しました。
オフィスビルに息づくシネマ文化

受付開始前の会場の様子
上映会は、仕事終わりでも気軽に参加できるよう、18:00開始の自由入退室スタイルで実施。会場には、スクリーンに映し出される映像にじっと見入る観客の姿がありました。上映されたショートフィルムは、最短10分、最長30分の作品が中心となり、各回4本ずつ、合計1時間程度のプログラム構成としました。
短時間ながら濃密な物語が展開されるショートフィルムは、観る人に強い印象を残します。作品ごとに笑顔を見せる方、静かに考え込む方、感動の余韻に浸る方など、それぞれの心に響く瞬間が生まれました。映画館の枠を超えた共感の場として、上映会は大きな役割を果たしました。
映画が生む「つながり」
TEKKO CINEMASを主催する株式会社鉃鋼ビルディングコミュニティ活性化実行委員会は、映画の上映を通じて、人々がリラックスできる時間を提供し、ビル全体の活気を生み出すことを目指しています。また、映画がきっかけとなり、テナント企業間の交流が生まれることで、新たなつながりが育まれることを期待しています。
上映後に行ったアンケートでは、「短編映画は面白い!」「ショートフィルムならではの魅力を知った」「心に響いた」「次回も参加したい」といった声が多数寄せられました。カンファレンスルームを利用した映画上映会となりましたが、映画館のような雰囲気づくりにもこだわり、観客の皆様の満足度も高いものとなりました。今後もこのような上映会を継続し、映画を通じたコミュニティの活性化を図っていきます。

軽食としてお配りしたお菓子
上映作品について
●5月22日(木)・5月30日(金) ※両日とも同じ作品を上映
ETERNAL LOVE ~永遠の愛~(2015年/フランス/9分)
FANNY PACK ~ウェストポーチ~(2016年/アメリカ/11分)
MORE THAN HAIR ~髪がつなぐ物語〜(2022年/カナダ/12分)
サムライソードフィッシュ(2022年/日本/25分)
●5月23日(金)・5月29日(木) ※両日とも同じ作品を上映
MONSIEUR LUCIEN ~ムッシュ・ルシアンの発明~(2022年/フランス/9分)
VOICE ACTIVATED ~音声認識中~(2022年/オーストラリア/12分)
THEN COMES THE BODY ~ナイジェリアのバレエダンサー~(2023年/ナイジェリア、アメリカ/15分)
紋の光(2024年/日本/22分)
【関連記事】
テナント企業の皆様に向けたイベント「SDGs Month」Part1(ヘラルボニー・久遠チョコレート)
テナント企業の皆様に向けたイベント「SDGs Month」Part2(竹あかり・老犬たちの涙)
テナント企業の皆様に向けたイベント「SDGs Month」Part3(羽根田卓也選手トークセッション)