Editor’s Note編集者の視点から

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ESG時代のオフィス選択に必要な「説明材料」 ――第三者評価認証・再エネ100%・運用実績と仕組みで示す環境価値

2026年6月1日 編集者の視点から
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ESGが経営課題として定着するなかで、オフィスは単なる「働く場所」ではなく、それぞれの企業姿勢や価値観が表れやすい場として位置づけられるようになっています。

オフィスの移転は組織全体に与える影響が大きく、複数部門が関わるテーマです。そのため、オフィス選定においては、「なぜこのビルなのか」を社内外にご説明いただくための材料が重要になります。

方針やお考えを補完するものとして、第三者評価認証や定量的な実績といった、共通の評価軸で説明できる材料を備えていることが、意思決定の納得感に影響すると私たちは考えています。

本稿では、社内の意思決定や対外説明の場で引用しやすい根拠として、建物の第三者評価認証、再エネ100%という電力条件(環境面の価値)、資源循環の運用実績に加え、運用改善を支える仕組み(エネルギー使用の見える化)が鉃鋼ビルに備わっていることをご紹介します。


説明材料としての第三者評価認証――複数の認証機関により多面的に示される評価

鉃鋼ビルでは、第三者機関による複数の建物評価認証を取得しており、環境性能や建物の質を客観的な指標で示しています。第三者評価認証は、運営者自身の主張ではなく外部の評価軸に基づいて評価されるため、社内の合意形成や対外説明において「共通の評価軸」として扱いやすい点が特長です。

鉃鋼ビルでは、
DBJグリーンビルディング認証5つ星を認定するロゴマーク

DBJ Green Building認証(オフィスビル版)において最高評価の5つ星(2025年9月取得)

CASBEE評価認証のロゴマーク

CASBEE-不動産評価認証およびCASBEE-スマートウェルネスオフィス評価認証において、いずれも最高位のSランク(2023年9月取得)

という、異なる評価軸を持つ第三者評価認証を取得しています。

DBJ Green Building認証は、環境・社会への配慮を含めた総合的な建物価値を示す指標です。また、CASBEEの2つの認証は、環境性能に加え、建物としての品質や利用者の快適性・健康性といった観点まで含めて評価する点に特長があります。

鉃鋼ビルは、環境負荷の低減や働く方々が快適で健康的に過ごしていただける環境を提供することがオフィスの本質的な価値であるという思想のもとで整備・運営しています。

【詳しくは】
「5つ星」の評価が語る鉃鋼ビルの価値①──人と安全に寄り添う空間

CASBEE2部門で最高位Sランクを取得した鉃鋼ビルディング。評価されたポイントを担当者が解説。Part1


再エネ100%という電力条件(環境面の価値)

再生可能エネルギー由来電力100%使用を示す鉄鋼ビルのポスター

鉃鋼ビルは再生可能エネルギー由来電力を100%使用しています。

鉃鋼ビルでは、2021年1月から全館の使用電力を再生可能エネルギー由来へ切り替えており、年間で約7,000〜8,000トンのCO₂排出削減効果を実現しています。

ご入居企業の皆様は、自社のオフィスで使用する電力について、ビル全体が再エネ由来電力へ切り替えられているという事実を材料に、社内外の説明資料へ「再エネ由来電力を使用」と記載することが可能です。

この点は、投資・IR活動、取引先対応、採用活動などで用いるESGに関連報告において、「E(環境)」に関する説明項目として明記しやすい材料となります。

加えて、RE100(使用電力を100%再生可能エネルギーにすることを目標とする国際イニシアチブ)に参画する企業にとっては、自社オフィスで使用する電力を「再エネ由来」と説明・開示しやすくなります。

【詳しくは】
CO2排出量削減へ向けた鉃鋼ビルディングの取り組み


分別・再資源化の継続運用――リサイクル率81.2%という運用実績

カゴに種類ごとに分別されたゴミ

環境への配慮は設備導入だけで完結するものではなく、日々の運用によって維持・向上が図られ、改善が重ねられる側面があります。

鉃鋼ビルでは、紙類・プラスチック・生ごみ等の分別と再資源化を継続的に実施しており、最新(2024年10月〜2025年9月)のリサイクル率は81.2%です。参照記事を作成した2024年時点の79%から、運用の継続により改善しています*。

この数値は、資源循環の取り組みが運用実績として定量的に示されている点で、社内外で説明する際の材料として活用できます。

ご入居企業の皆様にとっては、分別・再資源化の仕組みを自社だけで設計・定着させる負担を抑えつつ、ビル運営の枠組みの中で資源循環の取り組みを進めやすくなる点が実務上のポイントになります。

*参考:東京都環境局資源循環推進部計画課「3Rガイドライン」では、2023年3月時点の都内大型オフィス平均が64%〔延床3,000㎡以上〕と示されていました。一方、2026年3月の最新資料では平均54%と示されていますが、資料上は対象条件(延床面積の区分等)の記載が見当たらなくなっています。いずれにしても、鉃鋼ビルは高い水準を維持しています。

【詳しくは】
持続可能な社会を目指してリサイクルに取り組む


エネルギー使用の見える化――改善を支える運用の仕組み

エネルギー見える化のイメージ(手のひらの上にクリーンな電球のイラスト)

環境への配慮を継続的に進めるうえでは、現状を把握し、改善点を特定できる状態を保つことが重要です。

鉃鋼ビルでは、BEMS等によるエネルギー使用量を把握・可視化し、ご入居企業へ情報を共有する仕組みを整えています。こうした「見える化」は、ESGの取り組みを継続的に進める際の現状把握や改善検討の基礎情報として活用できます。

【詳しくは】
CASBEE2部門で最高位Sランクを取得した鉃鋼ビルディング。評価されたポイントを担当者が解説。Part1


まとめ

第三者評価認証による客観的な評価結果、再エネ100%という電力条件(環境面の価値)、リサイクル率の実績、そしてエネルギー使用の可視化という運用の仕組み――これらがそろっていることで、「なぜこのビルなのか」を社内の意思決定と対外説明の双方で説明しやすくなります。

当社では、「人が活躍する場所の環境価値を創造し社会に貢献する」という経営理念を掲げ、より良い環境の創造に努めています。鉃鋼ビルでは、この理念に沿った整備・運営の考え方を、第三者評価認証という客観的な形で可視化してきました。

第三者評価認証によって建物の価値が客観的に裏づけられていることは、「環境性能」と「働く環境」を同時に説明する場面が増えるなかで、オフィスの移転をご検討される企業の皆様にとって、社内外への説明における納得感を得やすい材料になると考えています。

鉃鋼ビルは、「環境性能」と「働く環境」の両面から評価されるオフィスとして、整備・運営の改善を続けていきます。

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