鉃鋼ビル以上の鉃鋼ビルへDX推進プロジェクト

DXを活用した業務の効率化と利便性の向上、ならびに行動変容を促す施策を通じて、当社・顧客・社会の付加価値創出に貢献することを目的としたプロジェクトです。

テクノロジーに人間味を。鉃鋼ビルディングが推進する「温かみのあるDX」

2026年1月19日 DX推進プロジェクト
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鉃鋼ビルディングは、社会の多様化に対応し、ご入居企業様やご来訪の皆様により良い環境を提供するため、DX(ディーエックス)への取り組みを積極的に進めています。「デジタルトランスフォーメーション」を意味する「DX」は、単なる「電子化」ではなく、デジタル技術を使い、業務や生活における行動様式までも変革して新しい価値を生むことを目的としています。当社では、ステークホルダーの皆様の付加価値創出に貢献するため、鉃鋼ビルディングならではの「温かみのあるDX」を追求しています。

エントランス受付前で入館システム導入を紹介するポスターを挟んで立つ、2名の担当社員 
増岡裕隆(写真左)
株式会社鉃鋼ビルディング 取締役

磯野徹郎(写真右)
株式会社鉃鋼ビルディング 管理営繕部 参事


「Sクラスビル」の評価に甘んじない。さらなる「付加価値」の創造を

当社は、「多様化する社会において、人が活躍する場所の環境価値を創造し、社会に貢献する」という経営理念を掲げています。この理念を具現化するための重要なステップとなったのが、2015年の新ビル竣工でした。

1951年に戦後復興のシンボルとして誕生した旧ビルから歴史を引き継ぎ、2015年に新たに生まれ変わった現在の鉃鋼ビルディングは、竣工から今日まで、不動産動向調査等における、いわゆる「Sクラスビル」としての評価をいただいております。

開業当初は、ビルを安定して稼働させることが最優先でした。しかし、竣工から5年が経過した2020年ごろ、運営が軌道に乗ったタイミングで、私たちは次なる挑戦を始めました。

それは、「Sクラスビル」という評価に甘んじることなく、将来にわたって高い競争力を維持し続けるために、ビルにさらなる「付加価値」を付けていくことです。

※「Sクラスビル」
日本の不動産業界で使われるオフィスビルのグレード分類の一つで最上級ランクのビルのこと。立地・規模・設備・サービスがトップクラスの高品質ビルを指します。


「三本の柱」とDX推進組織の立ち上げ



社内の意見形成を経て、ビルの付加価値を高めるための三本の柱を掲げたプロジェクトを立ち上げました。その三本の柱とは、「ご入居企業様同士のコミュニティの形成」「館内スペース・設備の新たな活用方法の創出」、そして「DXを活用したサービスの向上」です。

この三本の柱は単なる一時的なプロジェクトではなく、中期的に継続して取り組むべき重要なテーマとして位置付けられ、2023年1月には社内横断的な組織として「DX活用実行委員会」のほか、「コミュニティ活性化実行委員会」「スペース活用実行委員会」を組成しました。

こうして組成されたDX活用実行委員会は、「DXを活用した効率化と利便性の向上、行動変容を促す施策を通じ、当社、顧客、社会の付加価値創出に貢献すること」を目的としています。


対面の接点を大切にする「温かみのあるDX」の追求


私たちのDXの目的は、単なるコスト削減や人員削減ではありません。最大の目的は、ご入居企業様やご来訪の皆様の利便性を高めると同時に、サービス品質を向上させることにあります。

私たちはDXを進めるにあたり、「温かみのあるDX」あるいは「人に優しいDX」という姿勢を重視しています。

具体的には、機械的な効率化だけを追い求めるのではなく、「人の接点」が必要な場面は意図的に残し、一方で機械でも対応可能な事務的な領域はデジタルへ置換するというハイブリッドなアプローチをしていきます。

また、既存のパッケージソフトをそのまま導入するのではなく、ビル館内の手続きやご入居企業様やご来訪の皆様のニーズに最適化した自社開発にこだわっています。これは、私たち鉃鋼ビルディングならではの細やかなノウハウや気配りといったビル運営の考え方をシステムに反映させて提供したいという思いがあるからです。


全社横断のチーム体制。現場の声をカタチにする実行委員会

DX推進のけん引役は「DX活用実行委員会」が担っています。

この委員会は、ビル運営の実務を熟知する管理営繕部を中心に、経営企画部、経理部などの社員で構成された全社横断的なチームです。さらに、受付業務を担う関連会社のメンバーも加わり、現場の意見を直接反映できる体制を構築しています。

委員会では「ご入居企業様やご来訪の皆様のことを第一に考えたシステムとは何か」を議論し続け、外部のシステム開発会社と連携しながら開発を進めることで、現場のニーズに即した使い勝手のよいシステムを実現することを目指しています。


「温かみのあるDX」で、人が活躍する場所を創造する

DXの第1弾として、2025年10月に当ビルの入館管理システムの運用を開始しました。
鉃鋼ビルディング(TEKKO BUILDING)におけるあらゆるサービスの「玄関口(Portal)」にしたいという思いから、DX推進システム「T-Portal」と命名し、今後は入館管理システム以外の機能も随時実装していきます。

次のステップとしては、現在開発を進めている「館内申請のDX」を順次実装し、工事や撮影などの手続きも「T-Portal」から一括して行えるようにすることを検討しています。さらに、地震などの災害が発生した際に、当ビルに受け入れる帰宅困難者の状況把握や備蓄品の管理を委員会で検討しています。

私たちは、戦後初の近代高層ビルを完成させた時のように、常に未来を先取りする心を持ち続けています。そして、テクノロジーが進歩しても、私たちが大切にするのは「人の温かみ」です。これからも、デジタル技術と人間味のある誠実なサービスの利点を掛け合わせ、これからの時代の「人が活躍する場所」を創造し続けてまいります。

 

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