鉃鋼ビル以上の鉃鋼ビルへクロスリレーション推進プロジェクト

株式会社鉃鋼ビルディングがはじめた「クロスリレーション推進プロジェクト」は、「人・街・時をつなぐ」という開発テーマのもと、東京駅に近接した鉃鋼ビルディングの結節点としての特性を活かし、地域と都市の多様な出会いや交流を生み出す取り組みです。さまざまな人・文化・企業がひとつの場所で自然に交わり、多様な価値が鉃鋼ビルから全国へ、全国から鉃鋼ビルへと行き交う新たなつながりを育んでいきます。

呉と東京がつながる二日間。──「呉市観光物産展」 in 鉃鋼ビルディング 開催レポート

2026年3月3日(火)・4日(水)、鉃鋼ビル1階リムジンバス待合スペースで、広島県呉市主催「呉市観光物産展~呉氏の呉にきてクレ! in 鉄鋼ビルディング~」が開催されました。

会場には、2日間合計でおよそ2,000名と、テナント入居者の方々だけでなく、呉市にゆかりのある方々をはじめとする数多くの方々にお越しいただきました。

鉃鋼ビルディングの創業の地・呉から届く文化と味わいを、丸の内の日常の中で体感いただく二日間となりました。

今回は、この取り組みについて、常務取締役の増岡英一さんに取材しました。

増岡英一
株式会社鉃鋼ビルディング  常務取締役


毎日の往来を支える、丸の内という立地の特性

現在の鉃鋼ビルは、「人・街・時をつなぐ」をテーマに開発されました。

東京駅(JR・地下鉄計25路線)に近接し、館内から羽田・成田の両空港へ向かうリムジンバスを利用でき、全国各地と世界を結ぶハブとなる、この場所ならではの特性が、日々、多方面への往来を支えています。

今回の企画は、呉市が主催する内容を、当地域・当ビルの環境に合わせてご提案させていただいた結果、実現した取り組みです。働く人々の時間の中に、地域の歴史や文化が自然に重なっていくように、その接点を丁寧に整えました。


全国初公開となった「大和ミュージアム」最新情報

ビル館内スペースに展示された写真パネル

リニューアルする大和ミュージアムを紹介した写真パネル

会場では、2026年4月23日にリニューアルオープンを迎える「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」の最新情報を、全国で初めて紹介しました。


館内に展示された模型

1/350スケールの戦艦「大和」と奥には1/100万スケールの戦艦「大和」が展示されました

展示パネルのほか、1/350スケールの戦艦「大和」の模型のほか、全長0.263mmの世界最小の戦艦「大和」(1/100万スケール)前には、昼休みのビジネスパーソンや来訪者が自然と足を止める様子が見られました。


「食」で知る、地域の個性

物産コーナーの商品

物産コーナーの商品

物産コーナーの商品

物産コーナーには、「メロンパン」「ひろしま檸檬の花」「鳳梨萬頭(おんらいまんとう)」「呉レモンカレー」など、呉の食文化を映す品々が並びました。仕事の合間や帰り道に立ち寄られる方も多く、会場には終日にぎわいが続きました。


イベントでにぎわう館内の様子

昼休みの時間帯には長蛇の列もできた物産コーナー

食と文化の小さな出会いが、地域と都市をやさしく結び直していく。その手ごたえを感じる時間になりました。


呉とともに歩んだ原点

2階建の社屋の前に社員とトラックが並んでいる様子

増岡商店の外観写真

株式会社鉃鋼ビルディングの前身「増岡商店」は、1888年に現在の呉市海岸通で創業しました。

海軍関連工事を通じて事業を広げ、戦後に東京へ進出。現在の当社へとつながっています。

創業地・呉とのご縁は、今も企業活動の根に息づいています。


準備の裏側――「この場所に合うかたち」へ

物産コーナーで対応する呉市職員の方と呉氏

今回の事業は、当社のスペース活用実行委員会メンバーが呉市東京事務所を訪ね、首都圏での観光物産展の取り組みと来場者像を把握。あわせて、同事務所が関わる別会場の物産展も視察し、運営動線や回遊の実態を確認しました。


メンバーが会議をしている様子

開催場所の候補としては、今回の会場となった「リムジンバス待合スペース」のほか、東京駅八重洲北口に近く外堀通りに面し、街路の開放感を活かせる「1階南側広場」、天候に左右されにくい「地下1階の商業フロア」などがあります。

いずれの場所も、人の流れに寄り添う形で配置が可能で、規模やテーマに応じて柔軟に活用できます。

東京駅や大手町方面、また近隣のオフィスからの人の流れ、視認性や天候の影響などを総合的に比較し、今回はリムジンバス待合スペースを呉市に提案をさせていただきました。


呉氏に集まる来場者たち

呉市公式キャラクター「呉氏」とのフォトセッションの様子

運営面では、呉市東京事務所と協力してプレスリリースによる報道各社への案内を実施。物産品の搬入ルートや保管場所については、館内のテナントサービスセンターとも連携しながら、安全性と効率の両面から調整を進めました。

このほか、館内にあるデジタルサイネージと屋内掲示を利用し、館内周知にも努めました。


さらに実行委員会では、今回の経験を踏まえ、東京駅至近の立地を生かした今後のイベント招致の可能性を模索し、丸の内から全国へ、全国から丸の内へと価値が行き交う接点として、今後の季節催事や地域連携イベントの可能性も検討しています。


丸の内が呉市とつながる

今回の観光物産展では、会場を提供することで呉市の取り組みを東京で後押しするとともに、オフィスで働く方々に、地域の歴史や文化に触れる小さなきっかけをお届けすることができたのではないかと感じています。

東京駅に向かう人の流れ、空港へと向かう出発の気配、丸の内で働く毎日――それらが交わるこの場所だからこそ、地域の魅力が都市へ、都市の視点が地域へと自然に行き交う体験が生まれます。

今回の観光物産展は、私たちからも提案をさせていただき実現しました。小さな出会いの積み重ねが、やがて大きな循環をつくっていく――その芽が、確かに見えた二日間でした。

私たち鉃鋼ビルディングは、創業の地である呉の魅力を、これからも発信していく場所でありたいと考えています。


呉市東京事務所よりメッセージをいただきました

呉市公式キャラクター「呉氏」が大和ミュージアム写真パネルの前でポーズをとっている様子

今回の観光物産展では、多くの皆様に呉の魅力に触れていただく機会となりました。

鉃鋼ビルディングの皆様には、準備段階から会場選定や動線設計まで丁寧にご一緒いただき、当日も観光PR・物販ともに多くの方にご支援をいただきました。

来場者の多くの方々に「呉氏」の姿を実際にご覧いただけたことも嬉しく思います。
今回の出会いが、いつか呉を訪れていただくきっかけにつながれば幸いです。


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